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武豊がヨークで走ってる。

ポチっとTVをつけた瞬間、武豊が神妙な面持ちで小会議場のテーブルに'ちょこん'と着いている映像が。
画面の右側に黄色と緑のユニフォームを着た武豊と、日本人弁護士らしき人、左側には正装した英国人おじさまおばさま達が着席。昼の英国のTVで、なぜ武豊?一瞬我が目を疑いました。

見ている限り、どうやら彼の鞭の使い方が英国ルールに違反したとかで、4日間の出場停止を宣告されたようですが。。
「あれ?この競馬場、ヨークじゃない?」つい2日前私が買い物がてら自転車で横断していた競技場で、現在行われているレースでの出来事らしいです。
(WEBより)

シャッターチャンスを逃してしまい、写真に撮れなかったのがとても残念。というのも武豊の、もうにじみでるような「恐縮です」オーラに、久々の日本人の姿を見出したからです。(ちなみに、ここで重要なのは、「恐縮です」は「ごめんなさい」とは違うという点)
F1を見ていても、さらに日常ここで生活していても、皆、すぐに「謝る」ことはありません。自分の言い分も聞いた上で考えてくれ、とばかりに自己主張します。そうして「交渉の緩衝スペース」を埋めていくのです。しかし武豊の姿勢は、
「あなたはXXXしましたか」
「はい」
「XXXXであることを認めますね」
「はい」
「では4日間の出場停止です」
「はい」

素人の私にルールがわかるわけもないが、私だったら情状酌量を求めてもうちょっとスピーチするのになぁ。弁護士だか通訳だかわからないあのおじさんの片言英語でも、もう少し言ってみればいいのに。。。。と思う私は、かなりふてぶてしい日本人に育っているようです。

参考 武豊応援掲示板 http://cgi21.plala.or.jp/~y_take/yutakabbs/


リンカーン大聖堂はダヴィンチコードの撮影場所

今回結婚式参加を決めた大きな理由が、
「ダヴィンチコードの撮影がリンカーン大聖堂で行われるから」。

ハリーポッターすら一度も読みきったことがない私が、ほぼ始めて「完読」した洋書が「ダヴィンチコード」

イギリスでの本当の舞台はウェストミンスターなのですが、許可がでなかったとかで、この大聖堂が映画撮影に使われるとのこと。

中ではすでにハリボテの道具とか、セットが組まれていて

一区画立ち入り禁止になっていました。
(ちなみに結婚式の場所はこのさらに奥。大聖堂はとっても広いのです)

リンカーン(Lincoln)という町は、ロンドンから2時間くらい電車で北に行ったところ。ちょっとした田舎で小高い丘に立った大聖堂を中心に、町は広がっています。

ヨークのように城壁や城門が多く残されていて、50年くらいまで人が住んでいたお城もあります。


古い家々(1170年に建てられた家や、チューダー朝様式の黒い木枠と白のしっくい(?)で建てられた家とか)も多く残っていて、イギリス人にとっては隠れた観光名所ですが、日本人には「屈指の観光地」であるヨークすら知られていないのですから、推して図るべし。正直私も半日歩いて充分かな、というくらいなので、イギリスの城壁に囲まれた美しい町並みを見たい方は、まずヨークからどうぞ。

ダヴィンチコードについての参考サイト http://library666.seesaa.net/article/3977214.html


リンカーン大聖堂で結婚式。 [イギリス生活]

知人の知人の結婚式がリンカーシャー州リンカーンで行われました。
なんと花嫁がリンカーンの教区主任司祭の娘ということで、大聖堂での結婚式。

(建物が大きすぎて写真に納まりません)

ミサの特別版のような結婚式で、よく映画で見るようなシンプルな「入場、誓い、キス」だけではなくて、2時間もの間、ものものしく、スピーチ、聖歌斉唱等々が繰り広げられました。

その後移動してガーデンパーティ。皆が食べ物を持ち寄り、大変和やかなムード。アフリカ系のゲストは多かったのですが、東洋人は私だけだったので「どこから来たの?」とおばあちゃん達によく話し掛けられるという、昨今珍しい体験をしました。


花嫁さんのウェディングドレスは、なんと母親のおさがり。ちょっと古風なそのデザインが逆に斬新でとても素敵でした。そして新郎とその一族は、スコットランド人ということで、みんなで民族衣装着て、おちゃめに踊りまわっていました。。。。

イギリスではこういう結婚式はまれで、教会で簡単な式を挙げることもあるけれど、実はお役所でシンプルに誓いを立てて、戸籍を入れるという方が多いらしいです。


ヨークの兎。 [イギリス生活]

動物編です。

キャンパスには鳥だけでなく、他の小動物たちも住んでいます。筆頭は兎。ピーターラビットたちが跳ね回っています。しかし、鳥と比べて兎のなんと繊細でかわいらしいこと。靴音を聞くだけで、

「脱兎のごとく」逃げ出します。

そして「耳をそばだて」て様子見。

傍若無人な鳥に比べて(真後ろに立っても逃げ出さない!)

彼らの動きの、なんと機敏で愛らしいことか。

まぁ、ヨークの肉屋には兎が下ごしらえされてぶらさがっているらしいですし、ピーターラビットのお父さんが食べられちゃう国ですから。がんばって生き延びて欲しいところです。 






ピーマンの名付け親は誰ですか? [本当にどうでもいいおはなし]

くだらない話。
「そういえば、ピーマンの語源はなんなんだろう?」とふと思いついた。
辞書で引くと簡単に出てくる。
’「ピーマン」はフランス語から。辛くないペッパーという意味のPIEMENT(ピメン)からきている。’

ふーむ。しかし、ここで納得するのは早すぎないか?
というのも、たしか南米起源の野菜が舶来するのは江戸時代。持ってきたであろう人たちはポルトガル人やオランダ人。ピーマンが「なぜわざわざフランス語なのか」という次なる疑問が出てくるからである。

ピーマンの伝来についてネットで調べて見る。
'原産地は南アメリカ。15世紀末コロンブスによってトウガラシがスペインにもたらされ、ヨーロッパで辛味のないものが開発されて、ピーマンとなった。日本にはポルトガル船によって伝来。辛味種は江戸時代、甘味種は明治時代に伝わり、普及した。'

やはり。この過程でフランス人が関わる余地は一体どこに?

ちなみにこのフランス名「ピメント」はスペイン語の「ピエメント」という、唐辛子とピーマンの総称からきているそうなのだけど、辞書でも他インターネット検索でも、皆「フランス語」起源説をとる。

一体、和名「ピーマン」の名付け親は誰っ?

というところで、15分間の寄り道タイム(自己設定)は時間切れ。
続きは気がむいたら。


抹茶アイスの作り方。 [イギリス生活]

さすがにレシピがわからないので、アイス製造機の付属本にあった「カプチーノアイス」のカプチーノを抹茶に置き換えてつくってみました。
材料はこれだけ。

まず卵黄と砂糖を混ぜて、火にかけながら牛乳を加え、とろみが出るまで加熱する。

抹茶を加えて粗熱を取る。

クリームを加え、アイス製造機に投入。

アイスクリームのできあがり!

今回の試食者たちには結構好評だったので嬉しい限り。
見た通り、とても簡単なので更にはまりそうです。


「教会という場」の役目。 [イギリス生活]

フラットメートは「セントヴィンセント」というカリブの島から来ている。母国語が英語だから生活に苦労することはないが、同年代の同国人、もしくは同文化背景の人が近くにいない。フレンドリーだが真面目な彼女は、あまりパーティに積極的に出かける子でもない。

人はどんな土地にいても、コミュニティを探すと思う。アジア人は同国人同士ですぐ固まると批判されるが、母国語で愚痴を言うことがストレスマネージメントになって自分の最優先事項を上手く処理できるのであれば、私はそれは構わないと思う。

だからアジア人的な考え方かもしれないが、同郷人のいない彼女は一体どうしているのだろう?

答えは宗教にあった。

彼女はキリスト教の中でも「セブンスデー・アドベンチスト」という宗派を信じている。これは簡単に言えば、プロテスタントの中でも強くキリストの再来を信じる人たちの集まり。ほぼ毎週日曜教会に通う彼女が、3月、ふさぎこんでいた私をイースターのミサに連れ出してくれた。(別に勧誘というわけではなく、イベントとして)

ヨークの「セブンスデー・アドベンチスト」教会に来ている人たちは、ほとんどがアフリカ、インド、カリブ海からきている人たち。まさしく「同じ世界観」を持つ人たちに囲まれて、彼女はリラックスできているみたいだった。

日本で、インドネシア人の友人は多くの同郷人に囲まれながらも、カソリック教会に通っていた。千葉でも広島でも、彼女は宗教を同じくする日本人の輪に溶け込んでいた。

自分と同じ価値観を持つ人といると、安心する。自分が今まで宗教から遠かったため気づかなかったが、病気になったら病院に行く、外国で困ったら大使館に行く。それと同じく、世界のどこにいても、「ここに行けば友達がいる」。そんなパッケージが教会という場なのかもしれない。



ヨークの鳥。 [イギリス生活]

「鳥たちは元気?」 アフガンでヨーク卒業生に聞かれた。
「ヨークの鳥」は格好な会話の糸口だ。

まず、どのくらい彼らが大学を侵略しているかを示す、一番いい例は学生証だろう。


なんてこと。学生証の中央に鎮座されるのはカモである。

クラスへ向かう道、帰る道、世界の紛争を学ぶ身に、こんな穏やかな鳥たちが、ほほえみをもたらしてくれる。

また、大学の構内中央には池が横たわり、こうして鳥達が涼やかな軌跡を描く。

学生や近所の人がパンを与え、大学の庇護下にいる鳥たちは、安心して肥え太り、物怖じせず、堂々と池を占拠する。

そして奴等は池だけに飽き足らず、地上まで侵略。群れを作って、子を守り、繁殖を続けるのである。

ここまでくると恐ろしい限りである。

微笑ましい。一方で、うるさい、道を譲らない、道を糞だらけにする、等の弊害もあり。
しかもおいしそうなお尻をフリフリして、いたいけな中国人学生を誘い、自分を食べさせて退学に追い込むという悪魔のような技も持っている。本当に要注意な住人(住鳥?)たちである。
(まぁ、食べようとする方もする方だが。。。。)


幸運の猫 [イギリス生活]

いまいち猫は好きでない。
犬猫の写真をかわいいかわいい、と飾る気持ちがよくわからない。

ただ、この猫を見た瞬間「撮らねば」と思ってしまったのだ。
あまりに美しく光をまとうので。

3日間で4200字書き上げ、修論のスーパーバイザーに会いに行く道すがら。
幸運の猫が味方してくれたおかげか、いいコメントがもらえました。


アイスクリーム製造機のお披露目 [イギリス生活]

じゃじゃーんっ。
最近の私の一番の親友はこの方です。

(クランベリーシャーベット製造中)
まるい形がなんともかわいい。
もらった時は「なんて実用的だけど日常的じゃないプレゼントなんだろう」と爆笑してしまったが、なぜかはまって毎日のようにシャーベットやフローズンヨーグルトをつくっている。デジカメの修理が終わって写真が撮れたので、やっとお披露目です。


(ラズベリーフローズンヨーグルト製造中)
そういえば、学生の頃はかき氷が主食で毎食ガリガリ「手動」でかき氷機を廻していた。隣のインドネシア人に真顔で「日本人は夏にかき氷をこんなに食べるものなのか」と質問されたくらい。というわけで、第二の学生期にまた「夏=アイス」生活が到来している。惜しむらくはこのイギリスの冷夏だが、長袖長ズボンで対策はばっちり(?)、ガタガタ震えながらも執念で食べるのです。

先日、「お茶」なんて風雅な趣味をお持ちの友人が「抹茶」をくれたので、さっそく抹茶アイスを作成してフラットメートにふるまったのだが、あまり評判がよくない。「グリーンティの味がしないよ?」「グリーンティとどう違うの?」
はて、どう違うのだろう?と思って、抹茶について調べてみた。

「抹茶:碾茶を石臼で挽いて粉にしたもの」
ーてんちゃってなんだ?
「碾茶:覆いをした茶園で制したお茶で、抹茶の原料としてつくられる。碾茶用の茶葉は、玉露用の茶葉と同じ。一番茶の茶葉を摘む予定日の2週間~3週間前から茶樹の上に覆いをし、太陽光をさえぎって育てる。こうすることで、旨味の成分テアニンが1.5倍以上に増加。同時に渋味の成分カテキンが1/2以下に減少し、独特の旨みが形成される。」

ふうん。。。
今週末にまた抹茶アイスを作るので、次回は抹茶アイスの作り方を掲載します。お楽しみに。


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