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本のお勧め。山本敏晴

ヨガの本を探したいと思った。
都○図書館の「医学」コーナーにあるらしい。
-ヨガは医学か。。。都○図書館。。。

行ったら、「国境なき医師団」の山本敏晴さんの本が「高齢期障害」や「視力回復」の本の間にあった。
-国境なき医師団は「医学」か。。。都○図書館。。。

タイトルは「世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団」
真面目な国際協力の本だと思った。

通常国際協力の読み物本で、しかも医療系だと「死と向き合う」感情モノが多い。(偏見かもしれないけどね。)だいたいこの本だって、タイトルが「いのちの短い国」で、装丁はひょろひょろの子供のアップ写真。子供がバタバタ死んでいく環境で奮闘する医師の苦労と空虚さと”訴え”の話だと思わせられてしまう。

読み始めた。

感涙どころか「笑い過ぎて」涙ぼろぼろ。

読後感は「これはうまいっ」
赤裸々な話満載で、ぐいぐい面白く”読ませる”のに、読者に伝えたいメッセージが軸としてきちんと置いてあるから、ブレない。

下痢、ゴキブリ、疥癬と格闘し、お産で出血の止まらない妊婦に”2時間腕つっこんで”止血したり、PCゲームの脱衣マージャンで燃えたりエロ本を日本から送ってもらったり。「ここまで書くか?」というような話が満載なのに、「下品」にも「みじめ」にも「暴露」にもならないのは、ひとえにその文章力と、横軸-感傷主義じゃない筆者の「国際協力理念」にあるのだと思う。

厚さ1.5センチで、するする’読ませる’文章なので、2時間もあれば読み倒せる。是非お勧めです。


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Michi

お久しぶり。この本、面白そうだね。Chipaちゃんの書評力にもぐいぐい引き寄せられました。読んでみよっと。
by Michi (2005-12-06 15:38) 

AYAKA

はじめましてこんにちわ★
AYAKAと言います。『国境なき医師団』
で色々検索してたら、ここに飛んできちゃいました(^^)
シエラレオネについて小論文書こうとおもってるので
読んでみようかなぁって思いマスッ♪
by AYAKA (2006-06-20 09:53) 

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